好きの自覚

ご覧いただき有難うございます。ジャックと申します。人と話すのが下手でも好きなことはたくさん話させる僕が、ご覧いただいている皆さんと好きを共有する為に好き勝手書いていきます。ご覧いただけたら幸いです。

僕らが本当に大切にしなければならないのは時間だった

百田尚樹氏の「新・相対性理論」を読んだ感想です。

 

時間の大切さを思い出させてくれる良書です。

 

皆さんは普段どのようなことを大事にして生きておられるでしょうか。

お金でしょうか、地位や名誉を得ることでしょうか。

もちろんそれも必要です。

僕もそれは思いますが、筆者によるとすべてのことは時間を得るためしていることなんだそうです。

何か欲しい物を買うという行為はその物を自分で作ることができない、もしくはとても時間がかかるからそうしているという風に考えられます。

そう言われてみれば納得です。

文明が発達したのだってそうです。移動が速くなり、通信が速くなり、物事に必要な時間はこの何十年で遥かに早くなって、その分ほかのことが出来る時間が増えているはずです。

 

そしてお金を得るというのは自分の時間を使ってお金に変えているという行為に他なりません。アルバイトの時給しかり、サラリーマンの拘束時間しかり。

そうして時間から変換したお金でほかの人が時間を使って生み出した物を買うということ。

 

つまりすべての基準は時間なんだということです。

 

とはいっても牢屋に捕まって過ごす時間や、寝たきりの障害をもってその後の人生を過ごすだとか、いくら時間が出来てもそういう風に過ごしたい訳ではないですよね?

結局大事なのは充実した楽しい時間がいかに長いか、ということ。それが長生きなんだってことですね。

 

そう考えると結局健康がない人生はダメですね。

最近とても健康に気をつけるようになって、昔みたいに体がだるいとか、気力がわかないとかそういうことが減って、いい人生を送るってことの意味が少しわかった気がしていたんですが、ここにも通ずるものがあった気がします。

 

ほかにも色々と筆者の考えが書いてあるこの本なんですが、

特に僕自身に刺さったのは何故楽しいことはあっという間に過ぎて、つまらないことは時間が遅々として進まないのか。という部分でした。

 

簡単に結論を書くと時間を気にしてその時間を過ごすかどうか、ということだそうなんです。あくまで僕の解釈ですが。

 

なるほど、たしかにつまらない仕事でもあまり時間を気にしないようにしながら目の前のことに集中するようにすればそれなりに時間が進むような気がします。

 

楽しいことがあっという間に過ぎるというのはいちいち気にしなくていいことだと思います。ゲームしてると時間が溶けます。そういう時間を過ごすのが大事だということです。

 

結局は主観の問題で、一つのことにどれぐらい時間を使ったかなんてことは時計の針がどれぐらい動いたかってことより、自分の感覚の方が大事なんじゃないかってことを筆者は書いていました。昔の人はそれこそ時計なんてなくて感覚とか周囲の状況とかで判断してたんでしょうし。

それぞれに与えられている時間は必ずしも平等というわけではないのではないか、ということも記載があります。

 

面白い話だと思います。結局は自分次第ってことですね。

 

 

あとは誰しもが望む、あの頃に戻れたなら、って話ですね。

エミヤ君みたいに自分がやってきたことが間違いだったなんて思いたくない、って人ならいいんでしょうけど、普通は若いころに戻れたら…なんてことを考えたりするものだと思います。

 

だからこそ時間こそを一番大事にしなければならないんだということです。

お金は時間から変換可能だが、絶対にどんな大金を払っても20才の頃の1秒だって買うことはできない。

人生において一番若い時間は今である。

 

とこのあたりのことは本当にいろいろ考えさせられますね。

 

これは本の内容とは関係ない僕の好きな考え方なんですが、

よくあの頃の自分に言ってやりたい、ってこと言いますけど。

逆の発想で、もし年老いた自分が今目の前に現れたらなんて言うだろう。どんなアドバイスをしたいだろう。どうして欲しいだろう。って想像するんです。

 

「未来のお前が今お前に頑張ってくれって言ってるんだよ!そうじゃなきゃそういう未来が待ってるんだぞ!」

 

面白くないですか?w

 

 

あとこういう話から想像するのが、もし自分に子供がいたら、もしくは子供と接する機会があったら、時間の大切さを教えたいってことですかね。

 

君たちはこれから人生で最高の10年を過ごすことになる、決して無駄にしないでくれ。

 

これは自分がそうだったことをどうしても考えてしまうんですよね。

自分がもっと早く、健康について正しく知っておけば体がだるくて無駄に過ごして来た時間がもっと少なかったんじゃないか。

体の痛みとか、しびれがを気にして過ごす苦しい時間がもっと少なければ、もっといろんな充実した時間があったんじゃないか。

鼻づまりについてもっと早く知識をつけていれば、あの集中できなかった時間がもっと有意義であったんではないか。ってね。

 

まぁ周囲に子供いないんですけど。

 

 

とまぁほんとに色々自分で考えるきっかけになりますし、読みやすいいい本でした。

読み終わった後に表紙の砂時計の意味がジワジワ来ますwオススメです。